三好美覚の理科授業 生物の細胞を観察しよう
中学理科3年
オオカナダモと人のほおの粘膜の細胞の観察を行い、植物と動物の細胞の共通点と相違点を
確認しました。
染色なし 酢酸カーミンで染色
人のほおの粘膜の細胞
その後、他の生物の細胞でも確認してみました。
<確認した細胞>●イモリ ●カエル ●人の髪の毛 ●バナナ ●タマネギ ●ピーマンなど
■動物の細胞
イモリやカエルは、人と同じようにマッチ棒を使って細胞をとり観察しました。
イモリの幼生(まだエラがありました)
イモリの細胞
人のほおの粘膜の細胞と同じような細胞でした。
■植物の細胞
バナナ(ヨウ素液で染色)
タマネギの細胞(染色前) (染色前) (染色後)
つゆくさの表皮の細胞(酢酸カーミンで染色)
<髪の毛について>
中心に細長くなった糸のようなものが並んでいて、そのまわりに平たいウロコの
ようなもの(キューティクル)が包んでいます。そのできかたを調べてみると、どちらも
元は普通の丸い細胞からできてきたことがわかります。中のものは丸い細胞がどん
どん細長く変化し、糸のようになります。キューティクルも丸い細胞がどんどん平たく
なっていったものです。
<観察の方法>
(1) スライドガラス上に「液体絆創膏(えきたいばんそうこう)」を薄く塗り、髪の毛を2・3本のせる。
(2) 液体絆創膏がよく乾いてから髪の毛をはがし、髪の毛の跡を顕微鏡で観察する。
(3) 100倍〜600倍で観察する。キューティクルが見える。
(これは、白髪をそのまま顕微鏡で見たもの)
(細胞の学習 新生出版より)